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Vol.1 がん治療最前線掲載記事

がんの専門雑誌「がん治療最前線」で髪の毛帽子WithWigを取り上げていただきました。

がん治療最前線

本誌は患者主体の医療という視点から、医療の世界で常識、慣習となっているものを全て見直し、患者にとってためになる本当に役立つ情報と知識、そして考え方を提供していきます。
(本誌ホームページから引用)

友人へのプレゼントがはじまりの「髪の毛付き帽子」

がん治療最前線掲載記事

髪の毛を失った友人が泣きながら喜んでくれた

(上記掲載記事文章)

そもそも髪の毛付きの帽子を作ったのは、がんになった友人から電話がかかってきたことがきっかけです。治療ではほぼ全脱毛になり、気持ちがふさいでいる様子でした。私がスタイリストをしていたこともあって、「髪の毛付きの帽子ってないかな?」と聞いてきたんです。探してみるとやはりないのですね。じゃ自分で作っちゃえ!と3日で2点作ったんです。台の布にナイロン素材の髪の毛を付け、市販のベレー帽に縫い付けたものです。お見舞いがてら彼女の家を訪ね、プレゼントすると、早速かぶって鏡の前に行き、涙を流しながら喜んでくれました。数日後届いたお手紙に「これで気兼ねなく外にも行けます」と書いてありました。
やはり女性にとって髪というのは大事なシンボルなんですね。鏡のなかの脱毛した自分の顔を見たときは、がんの告知を受けたときよりショックだった、という方は少なくないように思います。
その出来事を主人に話すと、「困っている人はたくさんいるだろうからホームページに載っけてみたら」というんです。でも試着できるわけではないから難しいのでは?!と思いつつ、試しに通販サイトに載せるとすぐにメールやファックスで問い合わせがありました。最初はボツボツと、やがて途切れることなく来るようになったんです。たぶん口コミというかネットで伝わっていったのだと思います。

メールなどで寄せられる反響

注文が多くなって、すべてを1人の手作業でやっていたのでは追いつかなくなり、台布に髪の毛を付ける工程はウィッグメーカーに手伝ってもらうことにしました。問い合わせに応じて、工夫を重ねるうち、商品の種類も多くなったので、自前のホームページを作ることにしました。それが2年ほど前のことです。
掲示板の書き込みやメールを拝見すると、いろんな方がいらっしゃいます。
脳腫瘍の手術をされた方は「帽子」はとても素敵です。嬉しいから記念撮影を送ります。とお庭で撮った写真を送ってくださいました。忘れられないのが、がんになって髪の毛をなくされた60歳のお医者様のお便りです。今まではなんのためらいもなく抗がん剤などを使用していた。副作用で脱毛してもそれは一時的なこと。しばらくすると自然に生えてくる、と平気だった。だけど自分がその目にあってみて愕然とした。男の自分がそうなのだから女性のショックはいかばかりか身にしみて分かった。患者に対する告知や副作用の説明が慎重になった・・・・と書いてありました。
この2年半で作った帽子の数はおよそ1000個にはなるでしょうか。「お客様」の年齢は6歳から70代まで、全員女性です。というのも男性用は作っていないんですね。鬢など生え際の自然な感じを出すのが難しくて、まだうまく作れないんです。けっこう問合せがあるので、これからの研究課題です。
儲け? ですか。ま、ボランティアの要素が強いですからあんまり・・・・。これから考えることにします。