1.  > 

Vol.6 大阪産業創造館「b-platzpress(ビープラッツプレス)」取材記事紹介

b-platzpress(ビープラッツプレス)にて髪の毛帽子WithWigを取り上げていただきました。
(2006年11月10日発行)

大阪産業創造館ビープラッツプラザ
www.sansokan.jp/

2006年11月10日発行「b-platz press」がん患者の悩みをきっかけに開発された着脱式ヘアピース
大阪産業創造館ビープラッツプラザ
2006年11月10日発行「b-platz press」編集後記

大阪産業創造館が発行する月刊ビジネス情報誌「b-platz press」は大阪市内の主要施設や市営地下鉄の各駅で無料配布されています。

【記事内容】プレスde記者会見

がん患者の悩みをきっかけに開発された着脱式ヘアピース

(掲載記事文章)

「気兼ねすることなく外を歩いてみたい」。プロイドのウィッグ(かつら)付き帽子事業は、抗がん剤治療の副作用である脱毛症状に悩む女性からの相談をきっかけにスタートした。がん患者ら利用者の声を反映し、最近ではさまざまな帽子に取り付けられる着脱式ヘアピースを開発し、好評を得ている。

相談が持ちかけられたのは8年前のこと。中禰(なかね)氏の妻・土橋真理子さんの友人からだった。抗がん剤の副作用で脱毛症状となる女性の悩みは深刻だ。頭全体を覆うかつらをかぶるか、帽子をかぶるかで悩むが、かつらは高価だし、単に頭を隠すだけの帽子では不自然だ。友人の思いに応えようと探し歩いたが、どこにもウィッグ付き帽子は見つからなかった。それなら、と元スタイリストの真理子さんの腕が鳴った。帽子とウィッグを別々に購入し、手作業で縫い付けてプレゼントしたところたいそう喜んでくれた。
「これだけ重宝がってもらえるのなら、もっと多くの人が求めているはず」と考え、通販サイトを立ち上げると、じわじわ売上が増えていった。
プロイドの本業は、家電機器やオフィス家具などを手掛けるプロダクトデザイン。「初めはボランティア程度のつもりで考えていたが、反響が多くなり、手作りの夜なべ作業では追いつかなくなってきました」。事業部を正式に立ち上げ、外部委託生産に切り替えようとしたが、人工毛メーカーからの仕入れはトン単位でなければ受け付けてもらえないことがわかった。苦労の末、ウィッグメーカーを探し当てて委託生産体制が整った。「商品開発では、常にユーザーからの声をヒントにしています」と同氏。最近では流行の既製品の帽子でおしゃれを楽しめるよう、ヘアピースだけを独立させ、新製品として開発。着脱部分の基盤は皮膚に刺激を与えないよう樹脂製とし、ステンレス製のクリップで帽子に取り付ける仕組みで特許も取得した。毛の量や巻き具合等満足がいくまで試作を5度6度と繰り返してやっと製品化していく。それもすべては利用者の気持ちを考えてのことだ。「ウィッグのおかげで人生に前向きになれた」とがん患者の利用者から届く感謝の手紙が事業への情熱を支えている。