前回は切り干し大根のできるまでを書きましたが、今日は出来上がった切り干し大根で煮物をつくります。
大根を切って天日干しにします。12月の天気の良い日に一週間干すと、
こんなに小さく干し上がります。(上の写真と同じものの一週間後です。)
●前回の記事は→こちら
切り干し大根100gをさっと水洗いしてから、水で戻します。だいだい30分~60分。
干し椎茸適量も水で戻します。もちろんこちらの戻し水は出汁で使います。
椎茸は千切りにします。軸先の硬い石突きは取って下さい。
うす揚げでも良いのですが、私は豆腐感のある京揚げが好きなのでこれをを油抜きしてこのくらいに切って使います。
切り干し大根をよく絞って、大きいダンゴをつくります。
大きいフライパン又は鍋にサラダ油を大さじ3杯を入れて、加熱したところに切り干し大根ダンゴをほぐしながら入れて強火で手早く炒めて、戻して刻んだ椎茸と、京揚げを加えて炒めます。
出汁4カップと、砂糖大さじ4とお酒少々入れて煮立たせます。一息入れて醤油を大さじ3加えます。味を見てちょっと薄いかな位が丁度良くなります。
汁気がなくなるまで、20分位中火で炊き込んで出来上がりです。(焦げないように適当に混ぜながら。)
深鉢に入れて出来上がりです。
自家製の切り干し大根が無い時は市販の切り干し大根も使います。
写真は長崎県五島産「きりぼし」大根の徳用200gです。長崎県の五島では切り干しいえばこの丸スライスで、「ゆでぼし」と呼ばれるものが私達が見慣れた線切りタイプのようです。
天日で干して乾燥させた切り干し大根は太陽の光を浴びることで、糖化されて甘味がさらに増して、栄養価も増加します。切り干し大根は弱った肝臓や胃腸を助けて、冷え性を予防します。
食物繊維も豊富で、コレステロールを体外に出して、動脈硬化を予防する作用と、便秘を改善し大腸ガンを予防する作用があります。切り干し大根は胃や腸の中で水分を吸収し膨らみ、少量でも満腹感が得られるため、ダイエットにも効果的です。身体にいい副菜の切り干し大根の煮物を今週末につくってみませんか。(^▽^)ノ