その昔、切り干大根は日本の冬の食卓になくてはならない食品でした。
生の大根は1本500~600グラムで、天日で干すとわずか50グラム。
それだけ切干大根には栄養がギュッと凝縮されています。
昔から新鮮な野菜が出回らず、とかく栄養不良に陥りがちな寒い時期には実にありがたい食べ物でした。
現代でも食物繊維総量、カリウム、鉄、カルシウムが多く含まれている栄養効果の高い切り干し大根を日常の食生活に積極的に取り入れることは大変良いことと言われています。
うちの家では12月に入って天気が良くて寒い日が続くと切り干し大根をつくります。
簡単ですからぜひチャレンジしてみてください。
よく洗った大根を2ミリ程度にスライスして半分に切って、ザルに並べます。(ザルが無ければ新聞紙でも良いです。)
干して3日目の朝
5日目の朝
7日目の朝
ほぼいい感じに干し上がっています。
アップで見てみます。
何とこれで大きめの大根が2本分です。
これからすると市販の切り干し大根は決して高くないと思います。
食物繊維も豊富で悪玉コレステロールを体外に出して、動脈硬化を予防する作用と、便秘を改善し大腸ガンを予防する作用があります。
切り干し大根は胃や腸の中で水分吸収し膨らみ、少量でも満腹感が得られるため、ダイエットにも効果的です。
できれば減農薬や無農薬栽培の大根を使って作りたいところですが、市販の切り干し大根のようにボイラー乾燥ではなくて、天日干しですからミネラルは豊富です。
身体にいい副菜の切り干し大根をつくってみませんか。(^▽^)ノ
次回は切り干し大根のお料理の紹介です。