今日は彼女が手にするジュースの話です。日本ではジュースと呼べるのは果汁100%のものだけというのみなさん良くご存じですが、
ではスーパーの棚に並んでいる果汁飲料が100%果汁かどうか一目で見分けられる人は全体の2割2割と少ないそうです。
それは果汁100%のものだけが「果物の断面や、果物のしずくを表示できる。」ということです。だから確かにそうなっています。
果汁100%ではない果汁飲料は果実の断面を表示できません。これは消費者の利益を保護するための法律の景品表示法の公正競争規約・景品表示法法令で決められています。
次に100%ジュースには2種類あって、ひとつはストレートタイプで、もう一つは濃縮還元タイプです。両方とも加熱殺菌処理されるので、生の果物を絞ったままの高価なフレッシュジュースに比べると風味は落ちます。
手軽に安価に飲めるのが濃縮還元100%のジュースの良いところですが、昔は製造の途中で栄養成分の多くが抜けてしまいました。最近は濃縮技術が進歩しているので、食物繊維やビタミンCの減少はありますが、それ以外はかなり改善されています。でも香りはかなり抜けてしまうので、還元水に香料を足して元の果汁に近づけたものが多いようです。
イラストや写真の表現規制
オレンジジュースは香料のないものもありますが、リンゴジュースやグレープフルーツジュースなどは香料を使用している商品が多いです。
一方でカルシウムやカリウムなどのミネラルや天然色素のカロテノイドなどは加熱しても減少しません。また、トマトジュースの抗酸化成分リコピンのように加工品で摂る方が吸収率の良い栄養素もあります。
ぜひ身体に良い果汁100%や野菜100%のジュースを飲みたいです。