先日このブログ記事で、抗がん剤治療で一時的に脱毛する時期の洗髪について書きました。
その中で治療が終わって、新しい髪の毛が生えてきても髪の毛が短い間はトリートメントの必要はないと書きました。
それからトリートメントやヘアコンディショナーの事が気になって調べてみると、自分の洗髪に対する認識は間違いだった事が分かりました。
リンスとコンディショナーは基本的には同じ働きをするもので、髪の表面に油分の皮膜を作って水分の蒸発を防ぎます。
髪の滑りを良くしたり、髪のパサつきを防ぎますが、長くなった髪の毛の傷みを補修するものなので、短い髪の毛には殆ど必要のないものとされています。
リンスとコンディショナーの使い方はシャンプーの後に髪の毛の中間から毛先につけるようにします。
1分ほどしてから流しますが、頭皮につけてはいけません。
頭皮(地肌)についてしまうと、シャンプーで頭皮の汚れを落としたのが無駄になってしまい、頭皮の毛穴を塞いで頭皮が炎症を起こす可能性があります。
指通りを良くするために配合しているカチオン界面活性剤には皮膚刺激があり、これらが抜け毛の原因になりかねません。
ショートヘアやベリーショートでは髪の毛の為にシャンプーの後にリンスやコンディショナーを使うのは良いのですが、実際には頭皮につかないようにするのは至難の業です。
これはトリートメントでも同じです。
含まれている大量の油分は頭皮の毛穴つまりを引き起こす恐れがあり、この間違った洗髪方法を繰り返していると頭皮の大きなダメージのを与える事になるので、ショートヘアーの人はリンス・コンディショナー・トリートメントの使用には注意が必要です。
このことは女性はもちろん、殆どの男性にも言えます。
もしあなたのご主人や彼がリンス・コンディショナー・トリートメントをせっせと使っていたら注意してあげましょう。
髪が短い男性の場合はシリコンなどのコート剤が必要なほど髪は痛んでいない事が殆どです。
抗がん剤治療後の発毛期の方もヴァージンヘアですから、リンス・コンディショナー・トリートメントは必要ありません。
でもやっぱり、リンスはしたいという方には、毛先だけにつけることをお勧めします。
(一部のスカルプ系のコンディショナー・トリートメントは頭皮についても大丈夫とうたっています。)
それから、頭皮には太い血管がないので夜寝ると頭皮の温度が下がり、昼間の汗や皮脂が固まって汚れが落ちにくくなってしまいます。
睡眠中は髪が伸びる時間帯なので、毛穴が詰まっていると健康な髪が伸びるのを妨げてしまいます。
だからシャンプーは朝ではなく夜寝る前がおすすめです。