ニンジンは「緑黄色野菜の王様」と呼ばれるほど栄養豊富で、抗ガン作用の強い、β―カロチン、α―カロチン、リコピン、ルテイン、食物繊維やビタミンB1、ビタミンB2、鉄分、カルシウムなども含んでおり、ガンの嫌いな栄養が豊富に含まれている野菜のひとつといわれています。
2012年頃のテレビの「秘密のケンミンショー」で沖縄県民の大好物「にんじんシリシリ」を取り上げていました。
体に良い事は分かっていてもニンジンがメインの料理なんてそれまで知らなかったので、テレビ放映の後で早速作ってみたらこれがなかなかウマいのです。
以来、ちょっとくたびれ気味の時の定番料理になっています。
ニンジンがメインですから無農薬か減農薬のニンジンを用意します。
うちは丁度会社の一階がこだわり食材の「デミ姐屋」という店でいつも良質なニンジンが手に入ります。
(店長ブログはこちら)
サイトでにんじんシリシリを見ると、シリシリ器という専用の荒いおろし金があります。
んなもんなくても包丁の千切りでいいと思ったのですが、調べるとシリシリ器の方が、にんじんの切り口がガタガタになり、味が入りやすいし、クタクタに炒められるので、美味しいのだとか。
美味しくない、にんじんシリシリなんてつくりたくはありません。
そこで、登場するのが皮むきのピーラーです。うちのピーラーはOXO(オクソー社)ですが、普通のピーラーでも強く押し付け気味で行けます。
ピーラーにグッと力を入れてぶ厚めに削ぎ取っていきます。
ピーラーですからシリシリ器よりは薄めで幅広なのでしょうが、かえって味が染みるのではと思います。
●材料●4人分くらい●
・にんじん…………2本
・卵………………・2個
・沖縄ではSPAM缶やツナ缶詰を入れます。豚バラスライス肉もOKです。
・塩・コショウ…………少々(大人味には胡椒多めでどうぞ)
①シリシリしたにんじんを、適量の油で炒める
にんじんにゆっくり火を通すことでにんじんの甘みを引き出せるので、焦がさないよう中火でじっくり火を通します。
②SPAM缶又はツナ缶詰を入れて味付けはシンプルに、塩・こしょう適量
④溶き卵を入れて軽く炒める
できあがりました。
いただきま~す。ニンジンメインでこれだけウマいのは目からうろこです。
最後の塩を控えてアンチョビや塩辛というのも有りで大人味でウマいです。
この辺はいろいろチャレンジして、新しい味をつくるのも楽しいです。
ウマくて健康的で簡単な副菜一品「にんじんシリシリ」いかがでしょうか。