前回に続いて京都の今出川通りに来ています。
目の前の中州は世界遺産の下賀茂神社の糺の森です。
橋を渡ったところにある枡形(出町)商店街のすぐ脇道に古い京町家が残っています。
写真右端の古い家が目的の店。
今日のランチはこちらの「出町ろろろ」で頂きます。
面白くて特徴のある店名です。
入り口で靴を脱いで上がります。
中に入って店内が見渡せる奥の一番奥のカウンター席へ。
御箸置きは「ろ」です。おもしろいです。
お昼は「ろろろ弁当」一種類のようです。
本日の詳細説明があります。
こういうのはブログを書く者にとってはうれしいです。
一段目料理小鉢で、このちょこっとを色々というのが女性はウケるようです。
野菜中心で素材の味を生かしながら8種類というのは相当素材に自信があると見ました。
ズッキーニの胡麻漬け。
うまい菜にとろろ昆布。
胡瓜に梅掛け。
モロッコインゲン酢味噌掛け。
ピーマンの新生姜煮。
菊菜のじゃこ浸し。
胡麻トーフ胡に麻油辛子。
玉ねぎの煮干し浸し。
ここまで野菜料理で味がすべて似通ってなくて独立しているのが見事です。
二段目の善は土鍋で炊いたご飯と…
茄子のかきあげは天つゆで。
たっぷり量のある出し巻わさびあんかけ。
おみそ汁です。具材は皮と筋を綺麗に掃除したセロリがウマいです。
ろろろ弁当は、隔週で内容が変わります。
京都市上京区今出川通寺町東入一真町67-1
075-213-2772
12:00~14:00 18:00~21:00
定休火曜・第1第3月曜日
このろろろのお店の野菜が気になって調べてみました。
野菜をつくっているのは、2009年に有機JAS認証を取得して、京野菜と呼ばれる品種を中心にすべての野菜を農薬や化学肥料を使わずに有機栽培している「ヴィレッジトラストつくだ農園」です。
こんなメッセージがありました。
サイトの原文はコチラです。
「だれが、どんな風に育てた野菜なのか。
普段そんなことを気にしながら野菜を買うことがありますか?
野菜って、スーパーで値段を見比べながら、その日のおかずの献立を考えながら買うものでした。私たちも。
私たちの農園は、夫の雄人が大学院に通いながら始めました。
農山村をフィールドにした、社会科学の研究のためでした。
私は夫が作る野菜を食べて初めて、野菜の本当の美味しさに出会ったと思っています。
当時は、農業には全くの素人の夫でしたから、見よう見まねで畑を耕し、種を蒔き、世話をして収穫をしたように記憶しています。
それでも、土から採れたばかりの野菜のなんと美味しかったことか。
その美味しさが、私たちの農業の原点です。」