北海道日高昆布を練りこんだ「黒切りそば」の小堀屋本店

出張で千葉県の利根川に注ぐ運河の街、佐原に来ています。運河周辺は江戸時代から続く街並みで、映画やテレビのロケ地として有名です。

お昼時になりましたので、地元の人お勧めのそば処「小堀屋本店」へ伺います。

天明2年創業は西暦1782年ですから235年の歴史ある蕎麦屋で、それ以前は醤油屋とか。

明治33年に江戸時代風のこの建物を建てて現在に至るそうです。

11時丁度に暖簾が出ました。


店内に入ると左が座敷で、右には靴を脱がずに座れる小掛の席があります。

メニューの表面ですが、お目当ては……。

裏面の北海道日高昆布を練りこんだ「黒切りそば」です。

横の座敷を見たら、先に入った地元の年寄風の人達が揃って蕎麦を箸で上げている珍しいシーンでした。

私オーダーの江戸時代から続く、「黒切りそば」が来ました。かなり黒いです。

昆布を練り込んでこれだけ黒く見えるという事はかなりの量の昆布が入っているようです。

最初に昆布の旨みを感じて、後で蕎麦の香りが追いかけてきます。ウマいです。

蕎麦湯も頂きます。もちろんここにも昆布の旨みが解けているはずです。

蕎麦はもともと身体に優しいですが、「黒切りそば」もう一段進んだ身体に良い食べ物です。

小堀屋本店

千葉県香取市佐原イ505
0478-52-4128
11:00~16:30
定休水曜日