自然派のラーメン おだしと小麦 一三〇

初めてのラーメン店の登場です。写真は京都の左京区の白川通で、写真中央に今から47年前の天下一品の創業店が見えます。(今は記念館で営業店は南へ70m。)今日のお店は写真の後方の坂道を上がったところにあります。

こちらです。「おだしと小麦 一三〇」店主の説明では今年創業8年目だそうです。

カウンター席に座ると目の前にこんな張り紙があります。要約すると、最上級の昆布と煮干しを使って毎朝引いた出汁に、国産小麦と卵と蕎麦粉でつくる自家製麺が売りの店とあります。

いわゆるラーメン店ではないので、ラーメンが食べたい人は坂の下にあるこってりの「天下一品」の場所を教えるのそちらへどうぞと言っています。

店は店主の奥のエプロン姿の伊佐夫さん、一人でやっている割に店はは広いです。

その日によって出汁が変わって、その出汁に合わせた麺を出すというスタイルです。今日は出汁が舞鶴の「鰆」か、平戸の「焼きアゴ」か、近海本節の「鰹」の3種類でした。私は香りの良さそうな「焼きアゴ」にします。

やってきました。この「焼のきアゴ」のしっかり出汁に合わせた麺は平打ち麺でした。何か見た目にパスタのフィットチーネみたいです、こちらの金物製のレンゲは向う正面に直立で出てきます。

スープはこちらの店では出汁と呼ぶようです、頂きます。

アゴ出汁独特のしっかりとした香りと上品なウマ味が広がります。

麺は香りの強めな出汁に負けない、断面積があって噛み応えのある硬めの平打ち麺。フィットチーネでもきしめんでもなく、美味しいラーメンの麺です。

最後の方で乾燥梅をチラッと入れて味の変化を楽しみます。入れ過ぎに注意とありましたがその通りで、もの凄く酸っぱいです。

食べ終わってみると、うどんでもなく蕎麦でもない、やっぱりラーメンをしっかり食べたという感想です。こんなに体に良さそうなラーメンは初めてです。

おだしと小麦一三〇 (イサオ)

京都市左京区一乗寺樋之口町27

電話番号は非公開

11:00~14:30 17:30〜19:30

月曜定休(木・金・祝日は昼営業のみ)