2018/11/16の記事で肉や魚料理によく使われるローズマリーはとても身体に良いハーブと紹介しましたが、今日はそのローズマリーでをハンガリアンウォーターをつくります。
まずはローズマリーチンキをつくります。
生薬やハーブをウォッカなどの強い蒸留酒や無水エタノールに浸したものをチンキと呼びます。
抗炎症・抗菌・抗ウィルス・抗酸化作用があるといわれるローズマリーはウルソール酸を含んでいて、肌荒れに働きかけるといわれています。
煮沸消毒した密閉できるガラスボトルにきれいに洗って乾かしたローズマリーを入れてエタノールを注ぎます。
こんな感じでフタをして冷蔵庫又は日の当たらない冷暗所で最低2週間保存します。
3週間後の状態です。
ローズマリーのグリーンがエタノールに溶け出しています。何だ何だと飛び出したのは保護猫のクーちゃんです。生後4か月で保護されて、里親を探すために人との生活に慣れさせるボランティアをしています。だいぶ慣れてきたこの仔の事はまた改めて書きます。
ローズマリチンキを茶こしでこします。
薬局で売っている精製水を加えて15~20倍に薄めるとハンガリアンウォーターができ上ります。
今回はヒアルロン酸とヘキサンジオール、アルガンオイルを数滴加えます。
これを密閉容器やスプレー容器に入れてお風呂上がりの化粧水として使います。
ローズマリーは細胞を活性化して肌をキュッと引き締める効果が期待できます。またトリートメントとして使用することでフケ防止となり、頭皮の血液の流れを活性化して育毛にも効果があるとされています。(お肌に合わない時は、ご使用を中止してください。)
ハンガリアンウォーターは「ハンガリー王妃の水」とも呼ばれ、70歳を超えた高齢のハンガリー王妃エルジェーベトは、手足のしびれに苦しんでいた。それを治すために、修道士と役人達がローズマリーでつくられたハンガリー水を献上した。これを使用した王妃はみるみる回復し、若返り、ポーランド王に求婚されてハンガリーとポーランドは一つの国になったという言い伝えがあります。
次回はローズマリーチンキからローズマリークリームをつくります。