スイートバジルを大量にいただきました。
スイートバジルとは
イタリア名はバジリコ。
シソと同じように芳香のある葉を摘みとって利用します。
特にトマトやチーズとの相性がよいのでスパゲッティやピザ、
サラダなどのイタリア料理には欠かせないハーブとして人気
イタリアでは「バジリコ」と呼ばれ、パスタやピザ、サラダ、ソーセージなど、様々な料理に利用されています。とても丈夫な性質で、キッチンやベランダでもたくさん収穫できることから、初めてのハーブ栽培におすすめですよ。今回は、そんなスイートバジルとはどんな植物か、効果・効能や花言葉についてご紹介します
スイートバジル(スウィートバジル)の効果・効能、栄養は?
スイートバジルは、数種のビタミン類や、カリウム・ナトリウムといったミネラル類などの栄養を豊富に含んでいます。中でもβカロテン、カルシウム、ビタミンKの含有量が多いことが特徴です。
βカロテンは、体内でビタミンAに変換される物質で、100g当たり6300μgとホウレンソウの約1.5倍含まれています。抗酸化作用によって病気の予防や免疫力を高める作用があるほか、目の伝達物質となり、視力低下を防いでくれます。
また、骨を強くするカルシウムと、カルシウムを骨に定着させるビタミンKの相互作用によって、骨粗しょう症の予防に効果的です。さらに、香り成分のテルペンにはリラックス作用があるので、精神的な安定を求めるときにも頼れるハーブとなっています。
1】 免疫力を高める
バジルにはβカロチンがとっても豊富に含まれています。
Βカロチンは緑黄色野菜に主にふくまれている栄養素ですが、皮膚や粘膜を丈夫にしてくれる働きがあって、そのために風邪予防など、免疫力アップにとても効果があるとされています。
【2】 がん予防
なんと驚くことにバジルにはがん予防の効果がある食材として、アメリカの国立ガンセンターにて名前が挙がっているほどなのです!
ガンの発症原因の多くは体内の「活性酸素」。β-カロテンには、この活性酸素を抑え込む働きがあると期待されています。
【3】 整腸作用
バジルの香りには整腸作用があり、胃や腸など全般的な消化器官の働きを促してくれます。
食欲を促したり、胃腸をスッキリとさせる効果もあるので、食後のハーブティーもとっても親しまれていますよね。また同時に便秘解消効果も期待できます!
【4】 殺菌作用
生のバジルを、そのまま傷口に擦り込むと、消毒ができると言われるほどの殺菌効果をバジルはもっています。
風邪や口内炎など細菌性の病気にもバジルはとても良いとされています。
【5】 かゆみの緩和
少し意外ですがバジルには皮膚のかゆみを緩和させる働きを持つとも言われています。
敏感肌でかゆみが出やすいという方には是非定期的に食べていただきたい食材の一つなのです。
ジェノベーゼソースとペストソースの違い
海外で言う正確な、ジェノベーゼソースは、イタリアのカンパリア地方の豊かな玉ねぎをたっぷり使ったパスタソースです。実はバジルは使いません。甘い玉ねぎベースのソースです。
ルネッサンス時代に、ジェノバからナポリに伝わったとされています。その後、カンパリア地方に伝わるソースとして有名になりました。
日本で言うところのジェノベーゼソースって?
一方、日本で言っているジェノベーゼソースは正確には、ペスト (リグリアン・ペスト:リクリア地方のペスト)または、ペスト・アラ・ジェノベーゼと呼ばれるソースです。リグリア地方ジェノーバが紀元のソースです。
ニンニク、松の実、粗塩、バジルの葉、パルミジャーノ・レッジャーノ(パルメザンチーズ)、ペコリーノ・サルド(羊のミルクから作られたチーズ)のすべてがオリーブオイルとブレンドされてつくられるソースです。
基本のジュノベーゼソース(バジルベース)の作り方
【用意するもの】
- バジル…50枚程度
- 松の実…10個程
- ニンニク…1片
- オリーブオイル…1/2カップ
- チーズ…適量
- 塩…適量
【作り方】
- バジルは水に濡らして洗わず、1枚ずつ丁寧に拭き取っていきます
- バジルをある程度細かく切る
- 材料全てをミキサーやフードプロセッサーにかければ完成です!
いかがですか?とっても簡単ですよね。