コーヒーに秘められた健康パワーを明らかにしましょう

ここは400年前に宮本武蔵と吉岡一門との決闘で有名な京都の左京区の一条寺です。

近くに決闘が行われたという一乗寺下り松があります。写真はお昼を頂きに来たコーヒーの美味しい「アカツキコーヒー」です。

今日はこちらでお昼のコーヒーを飲みながら、身体良いコーヒーのお話です。

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オーナーバリスタのご主人が入れるコーヒーとパティシエ出身の奥様が作るデザートがおいしいコーヒー専門店。

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今日のお昼は一番下の「パンサラダとスープのセット1000円」にします。

 

もともと同じお店で働いていたお二人で、コーヒー専門店をやりたいご主人と、ケーキ屋をやりたい奥様の夢が実現したお店と聞来ました。

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奥のテーブル席に座ります。

この椅子は座りやすそうで綺麗なデザインですがアンティークでしょうか。

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このスキッとした感じのインテリアと余計なBGMのない空間が落ち着いていて私は好きです。

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店主が見るからに気を入れて入れるコーヒーに、見ているこちらも緊張気味になります。

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この写真の張り紙の気持ちは分かります。

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私のパンサラダとスープがきました。

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パンに自信がないと作れないメニューです。どんなパンを使っているのか興味があったので調べたらナカガワ小麦店でした。

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見た目より軽い感じのサラッとしたウマ味スープです。

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いい感じのパンです。場所によってドライフルーツあったりで、味の変化が面白いです。

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薄い生ハムと野菜。塩味が丁度です。

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人参の細切りをまとめている歯触りが新鮮です。

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こちらのコーヒー豆はGOOD COFFEEでした。

コーヒーの本題に入ります。これまではコーヒーは嗜好品で、栄養価的どちらかというとマイナスイメージの食品扱いでした。

それが、近年の研究でいろいろ身体に良いという事が分かってきました。

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コーヒーの効果

■コーヒーに含まれるポリフェノール(クロロゲン酸)の働き

ポリフェノールは動物にはない、植物特有の生体成分で、フラボノール、イソフラボン、タンニン、カテキン、ケルセチン、アントシアニンの総称のことです。このポリフェノールがコーヒー独特の苦味や渋味を出していて、コレステロールの酸化を抑制したり、活性酸素のはたらきを抑制したり、抗酸化作用があると言われています。クロロゲン酸は糖尿病の発症リスクを下げる効果が期待できると言われています

■がんを予防の効果が期待できる

コーヒーを毎日飲む人は、飲まない人に比べて、肝臓がんになるリスクが半分になるという報告があります。そして毎日5杯以上飲んでいる人はさらにリスクが低下して、中でも女性は乳がんの発症リスクも下がるそうです。コーヒーを1日に3杯以上飲む女性は子宮体がんのリスクが飲まない人に比べて6割も低下する調査結果があります。子宮体がんはエストロゲンやインスリンなどのホルモンが関与していると言われており、コーヒーを飲むことでそれらのホルモン濃度が低下すると言われています。

■アルツハイマー型認知症の発症リスク下げる

カフェインには、解熱鎮痛作用があり、炎症を抑える効果が期待出来ると言われています。この炎症を抑えるはたらきが、アルツハイマー型認知症とパーキンソン病を予防すると言われます。コーヒーを1日に3~5杯飲むと、アルツハイマー型認知症の発症リスクが70%も下がるという実験結果があります。

■隠れ脳出血や脳卒中のリスクを下げる

自覚症状がないまま起こる「微小脳出血」を、隠れ脳出血と言います。コーヒーを飲む人は、この微小脳出血の発症リスクが少ないという報告があります。脳出血は高齢者、血圧が高い人、そして男性に起こりやすいと言われています。コーヒーに含まれる、クロロゲン酸が糖尿病を予防することで、脳卒中を予防してくれるのではないか、またコーヒーを飲むことでほっとしたリラックスタイムが出来るので、ストレスの軽減に繋がり、それが脳卒中の予防になっているのではと言われています。

■ダイエットを助けてくれる

コーヒーに含まれるカフェインは中枢神経系に作用し、交感神経を刺激します。交感神経が刺激されると、エネルギーを消費しようと身体が反応します。また脂肪の分解を促進する酵素「リパーゼ」のはたらきを助ける作用があるため、脂肪燃焼効果があると言われています。カフェインは内臓脂肪を減らす作用も期待できます。カフェインは運動の30分前に摂取すると、効率的に脂肪を燃焼させてくれると言われ、摂取することで血中の脂肪酸濃度が上がり、脂肪を燃焼しやすくしてくれます。

■美白美肌になるのを助けてくれる

コーヒーに含まれるクロロゲン酸には老化を促進させる「活性酵素」のはたらきを除去する働きがあります。活性酵素は、シミ・シワ・たるみなどの原因となる物質です。クロロゲン酸の殺菌作用により、睡眠不足やストレスからくるニキビや肌荒れを抑える効果と糖尿病の発症リスクを下げる効果が期待できると言われています。

■シミを予防してくれる

年齢とともに、気になってくるのがシミですが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸というポリフェノールが(抗酸化物質)の働きによって、シミの原因となるメラニンの生成がおよそ3割も抑えられると言われています。1日2杯以上のコーヒーを飲むことで、シミを予防する効果があると言われています。

■リラックス効果が期待できる

コーヒーの香りを嗅ぐと、脳にα波が発生するという実験報告があります。そのα波がストレス軽減に効果があると言われ、うつ病の発症リスクまでも下げてくれると言われます。

■デトックス効果が期待できる

コーヒーに含まれるカフェインの利尿作用により、身体の中にたまった老廃物を体外に出してくれるデトックス効果が期待出来ます。

 

コーヒーの効果的な飲み方

●できたらブラックコーヒーで

コーヒーに入れる砂糖はコーヒーのカフェインの作用を妨害してしまうことが分かっています。ブラックコーヒーで飲むのが基本ですが、どうしてもという場合はスプーン1杯、約5グラム程度の砂糖なら、血糖値にも脂肪燃焼効果にも影響を及ぼさないと言われています。

●コーヒーのカフェイン・ナップでリフレッシュ効果

コーヒーをさっと飲んで、15分ほど仮眠をすれば、リフレッシュ効果がアップするというものです。コーヒーを飲むだけよりも、睡眠をとるだけよりも、カフェインと睡眠の相乗効果でリフレッシュ効果が2倍になると言われています。

●温度は80℃前後のちょっとぬるめで

コーヒーを作る際のお湯の温度は80℃前後が良いと言われています。80℃より高い温度だと、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が壊れてしまい、クロロゲン酸による効果が失われてしまいます。

●寝起きのコーヒーは効果薄

寝起きの午前8時から午前9時のあいだは、覚醒ホルモンと呼ばれるホルモンの分泌がピークになると言われています。この時間にカフェインを摂取しても効果はなく、ただカフェインによる耐性が体内で作られるだけとのことです。効果的な時間は午前9時半から午前11時半の間と言われ、この時間にコーヒーを飲むことで、カフェイン効果が得られやすいとの報告があります。

コーヒー専門店 アカツキコーヒー

京都市左京区一乗寺赤ノ宮町15-1
075-702-5399
9:00〜18:00
日曜定休