もう春ですが花寒の扁炉(ピェンロー)鍋はいかがでしょう。

3月も20を過ぎてもうすぐ桜の季節ですが、まだ花寒と呼ばれる寒い日があります。

そんな日にはシーズンラストの扁炉(ピェンロー)鍋はいかがでしょう。

強い抗がん作用を持つことで知られるβ‐グルカンが豊富な干し椎茸でつくる美味しい鍋です。

大分産の良さそうなどんこが手に入りました。

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材料は4人分です。
    ・干し椎茸(どんこ)12枚
    ・白菜小1玉
    ・豚バラ薄切り400g
    ・鶏モモ肉一口サイズ400g
    ・春雨100g
    ・胡麻油大さじ8~10
    ・粗塩適宜
    ・一味(または七味)適宜

椎茸は水に浸してもどします。(できれば一昼夜)。

もどした水は出汁で使います。

春雨をもどします。

食べやすい長さにカットしますが、水の中で鋏で切ると飛び散りません。

食べやすいサイズに切った椎茸と椎茸の戻し水を鍋に入れて火にかけます。

白菜の芯の部分を先に入れます。

ごま油は色の濃い、香りの強いものが美味しいです。

鶏モモ肉を入れてから豚バラ薄切を入れて、グツグツしてきたら胡麻油を大さじ3杯ほどタラタラと。

白菜の葉の部分を入れて、さらに胡麻油を大さじ3杯ほどタラタラと。


全ての具材に火が通ったら春雨を入れます。

グツグツきたらザクッと混ぜて、もう一度胡麻油大さじ3をタラタラと"の"の字を書くよう垂らします。

食べ方は各自のお椀に粗塩と一味を入れ、鍋のスープで溶かして付け汁にして頂きます。

後は粗塩と一味を足しながら食べて行きます。

最後の出汁で雑炊にするとウマいです。

実はこの扁炉(ピェンロー)はエッセイストで小説家の妹尾河童さんが愛してやまない鍋です。

近年の干し椎茸は天日でなく電気乾燥のためビタミンDがえられません。

買い求めた干ししいたけを、一度天日に干してから食べるようにすれば、ビタミンDが増えるのでお勧めします。

春が来る前の身体にやさしい扁炉(ピェンロー)はいかがでしょうか。