友人宅のビワを収穫に来ました。
毎年たくさんの実をつけるビワの大木です。二階からみるとこんな状態。
びわの種は、ミネラルとビタミンが豊富に含まれていて、昔から漢方薬として名高く、葉っぱもお茶にしたり捨てるところがない果実といわれています。
びわの種の高い薬効成分として知られるのが、アミグダリン。
アミグダリンは葉っぱにも含まれますが、一番多く含まれるのが種。未成熟の実にも含まれますが、完熟するほど成分は失われます。
アミグダリンは、強い抗酸化作用があり、肝機能改善に役立ち、ビワの種の粉末や種や葉っぱをリカーに漬けたエキスを飲むとガンや膠原病に効くと言われています。
高枝バサミでバシバシ切って行きますが、下で受けてもらわないと落下した実は潰れてしまいます。
良いサイズのビワが沢山収穫できました。写真はごく一部です。
今回欲しいのはこの種なのですが、
山盛りの実はもったいないのでジャムにする事にします。つくり方はほぼこちらのクックバッドのレシピです。
本題の化粧水のつくり方は簡単です。
種を2週間程乾燥させます。写真はまだ1週間目。
次に種をホワイトリカー(焼酎甲類35°)に漬けます。だいたいだいホワイトリカー1.8Lに対して乾燥した種が400g.。
三か月程で使えるようになります。
使い方はリカーに漬けたエキスを精製水とグリセリンで割れば、無添加の美白効果抜群の化粧水になります。無添加なので冷蔵庫で保管しています。
今からの季節は風呂上がりにヒンヤリ化粧水がなんとも気持ちが良いです。
これがもう年も我が家の冷蔵庫で冷やしながら使っているビワ化粧水。
もう一つの楽しみ方はリカーに漬けたエキスのソーダ割りで、これが中々美味しい飲み物になります。
ビワのタネに豊富に含まれているアミグダリンと言う薬効成分がガンに効くと言われているのですが、これは同時に体内で有毒のシアン化水素に変わるという性質も持っています。
ガンに効くからと言って、タネの粉末を大量に摂取しては絶対にいけません。
漢方薬だと思って、少しづつ使う事を心がけて下さい。
追記:※2017年12月8日に農林水産省からビワの種の粉末は食べないでとの警告が出されました。
6月はビワの扱い量がピークになり、価格も安くなる時期です。
店頭に並んでいるビワを多めに買ってそのまま食べたり、ジャムにして、残った種で化粧水をつくってみませんか。